ドラム式洗濯機でトイレマットが脱水できない!原因と対処法は?

投稿日: カテゴリー トイレマット


「いつもトイレマットの脱水で止まる」
「洗濯機の故障は心配だけど手洗いするのも面倒」
「脱水できなかったときはどうするのが正解?」

このような悩みをお持ちではありませんか?

洗濯機で丸洗いOKのトイレマットは多く売られていますが、なぜかドラム式洗濯機には対応していないものがほとんど。

これはドラム式洗濯機の仕組みとマットの特性が合わず、マットの傷みや洗濯機の故障が起きる可能性があるためです。

本記事では、トイレマットが脱水できない原因や対処法について詳しく解説します。

洗濯機を使わずに脱水する方法手洗いしやすいトイレマットの選び方なども紹介していますので、洗濯機を安全に使いたい方は参考にしてみてください。

Contents

1.トイレマットが脱水できない原因

まずはトイレマットの脱水が途中で止まる原因についてお話します。

エラーの内容を取扱説明書で確認できるので、対処法もあわせてご紹介します。

考えられる理由は以下の4つです。

  • 片寄りが起きている
  • 洗濯機本体が傾いている
  • 重量がオーバーしている
  • 排水ホース・排水口が詰まっている

1-1.片寄りが起きている

マット類を脱水している途中で止まる場合はこの片寄りが原因であることがほとんどです。

重心のバランスが取れずドラムがうまく回転できずにこのエラーが起こります。

通常の衣類でも片寄りエラーは起こりますが、マットは水分を含んで重くなるため片寄りが起きやすいです。

対処法としては

  • トイレマットをネットの中で広げて入れなおす
  • バスタオルを追加する
  • 「少量コース」で回す(日立製)

などがあります。

「少量コース」とは厚手のものを少量洗うコースです。

日立製のドラム洗濯機をお使いの方は試してみてください。

1-2.洗濯機本体が傾いている

設置したでも洗濯中の振動によって傾くことがあります。

洗濯機を揺らしてみてガタつきがないかチェックしましょう。

調整脚は時計回りに回すと高くなり、反時計回りに回すと低くなります

調整した後は固定ねじをしめるのを忘れずに。

1-3.重量がオーバーしている

トイレマットが水分を多く含んだことによって重量オーバーのエラーが出ることがあります。

マットの枚数を減らし分けて脱水しましょう。

ですが、片寄りを防ぐためにはなるべくまとめて洗ったほうが良いので、重量オーバーが出た場合のみ分けるとよいでしょう。

1-4.排水ホース・排水口が詰まっている

排水ホースや排水口が汚れが詰まり、排水ができずに止まっているケースもあります。

糸くずやヘドロが詰まっていないかチェックしてみてください。

ホースは水を入れて振り洗い、排水口はパイプ洗浄剤を使って掃除します

掃除頻度は月に1回程度です。定期的なお手入れを心掛けましょう。

2.トイレマットはドラム式洗濯機で洗ってはいけない

どの洗濯機メーカーでもドラム式洗濯機ではマット類の洗濯はNGとしています

これは

  • ドラム式洗濯機の洗濯方法が「たたき洗い」なのでマットが傷みやすい
  • 水分を含んだマットは重いためドラムの回転がスムーズにできない

などが理由です。

特に以下のようなマットは洗濯機の故障や転倒などの危険性もあるので、無理に洗濯するのはやめておきましょう。

  • ウレタン・ゴムの滑り止めがついている
  • 厚手のもの
  • 大型のもの
  • 毛足が長いもの

ウレタンやゴムがダメな理由は、剥がれ落ちる可能性があること、水を通さない素材であることなどです。

剥がれ落ちた滑り止めは排水経路に詰まり、水を通さない素材は脱水を妨げるので異常振動が起きやすくなります。

厚手や大型、毛足が長いものがダメな理由は水分を含んで重くなることによって異常振動が起きやすくなるためです。

異常振動は壁や床の破損、本体の転倒、モーターの故障などのおそれがあります

毛足が長いものは抜けた糸くずが詰まることも考えられます。

これらに当てはまらないトイレマットはほとんど売っていないので、ドラム式洗濯機でも洗濯したい場合はバスタオルで手作りするしかありません。

3.洗濯機を使わずに脱水する方法

脱水できなかったトイレマットを洗濯機を使わずに脱水する方法を2つご紹介します。

ですが、洗濯機での脱水とくらべるとやはり乾くまでの時間に大きな差があります。

マットの洗濯はなるべく天気の良い日に行うのがおすすめです。

3-1.浴槽のフチにかけて放置

浴槽のフチにかけて水気を切る方法です。

完全に脱水することは難しいですがある程度は水気をとることができます。

水が大量に滴り落ちても大丈夫な場所であれば浴槽のフチでなくてもOKです。

3-2.バスタオルを使ってタオルドライ

本来は衣類を手洗いした際に脱水する方法ですが、バスタオルで包み軽く叩きながら水気を吸わせます。

びしょびしょの状態ではタオルが大量に必要になるので、水が滴り落ちない程度まで水気が切れたマットで試してみてください

3-3.干し方も工夫する

早く乾く3つの干し方をご紹介します。

水がたくさん滴り落ちるのでなるべく屋外で干しましょう。

3-3-1.三角干し

マットの対角線で折るようにして干す方法です。


重みで角の部分に水気が集まるので乾くスピードが早くなります。

三角の部分は重ねずにズラし、布同士が密着する面積を減らしてまんべんなく風が当たるようにします。

ある程度乾いてきたら三角になる部分を変えるとさらに乾きやすくなりますよ。

3-3-2.A字干し

ハンガーをかけてその上にマットをかぶせる干し方です。

折りたたんだマットの間にハンガーでスペースをつくるので風通しがよくなり乾きやすくなります。

1本の竿とハンガーだけでできて三角干しよりもスペースを取らないので、手軽に試せる干し方です。

3-3-3.M字干し

横からみてM字になるように2本の竿にマットをかけて干す方法です。

マットの間に風が通りやすくなるので乾きが早くなります。

サイズが大きめのトイレマットやキッチンマットなどを干すときにもおすすめです。

4.トイレマットは拭けるタイプがおすすめ

ドラム式洗濯機では、厚手で大型、毛足が長く滑り止めがついたマットの洗濯はできません。

ドラム式洗濯機でも洗えるトイレマットはほとんど売られていないため、洗えるようにするにはバスタオルで手作りするくらいしかありません。

そこでおすすめしたいのが洗濯不要の拭けるタイプのトイレマットです。

撥水性のあるPVC素材で作られているため、お手入れは拭くだけで洗濯が必要ありません

ドラム式洗濯機で無理やりトイレマットを洗うのはリスクが高いので、拭けるタイプのマットをうまく活用してみてください。

【詳細】洗濯いらずの拭けるトイレマットとは?デメリットはある?布製マットとの違いは?

5.トイレマットをドラム式洗濯機で洗うときの注意点【どうしても洗いたい場合は自己責任で】

何度もお伝えしていますが、ドラム式洗濯機でマット類は洗えないものとされています。

どうしても洗いたい場合は以下の4つが注意点です。

  • マット類でまとめて洗う
  • 目の細かい洗濯ネットに入れる
  • 弱いコースで洗う
  • 乾燥機を使わない

マットの破損や洗濯機が故障する可能性があるので、様子を見ながら自己責任で行ってください。

5-1.マット類でまとめて洗う

トイレマットを単独で洗うと片寄りが起きやすいので、重心のバランスがとりやすいようマット類はまとめて洗うようにします。

マットがなければバスタオルを一緒に入れてもOKです。

ただし、あまり多く入れると脱水時に重量オーバーでエラーが出てしまうので、エラーが出た場合は枚数を減らしてください。

5-2.目の細かい洗濯ネットに入れる

マットの傷みをおさえ、剥がれた滑り止めが排水時に流れていくのを防ぎます。

数枚まとめて洗う場合、1つのネットに入れるのではなく小分けにすると片寄りが起きにくくなりますよ。

5-3.弱いコースで洗う

トイレマットを洗うときのコースは、水流が弱めのコースを選びましょう。

マットの生地や滑り止めの傷みをおさえられます。

コースの名前はメーカーによって異なり、手洗いコース、弱流コース、おしゃれ着洗いコース、ソフトコース、ドライコースなどがあります。

5-4.乾燥機を使わない

トイレマットから抜け落ちた糸くずが乾燥経路に詰まったり、滑り止めが熱によって溶けてしまいます。

滑り止めが溶けると滑り止め効果がなくなったり敷いたとき床にベタベタとくっついたりします

ゴムやウレタンは熱に弱いので、外で干すときも日光が直接当たらないよう内側にして干すなどの注意が必要です。

6.手洗いしやすいトイレマットを選ぶポイント

「手洗いでもいいからトイレマットは洗って清潔に保ちたい」という方へ向けて、手洗いしやすいトイレマットの選び方をご紹介します。

ポイントは以下の4つです。

  • 化学繊維の素材
  • 毛足の短いもの
  • 厚すぎないもの

6-1.化学繊維の素材

ポリエステルやアクリルなどの化学繊維は速乾性に優れた素材として知られています。

反対に、綿や麻などの天然素材は吸収性に優れている分、乾きづらい特性があります。

トイレマットの素材は乾きやすい化学繊維を選ぶようにしましょう。

速乾機能がついたものもおすすめです。

6-2.毛足の短いもの

毛足が長いと水分を含む面積が多いので脱水や乾燥に時間がかかります。

頻繁に洗うマットは毛足が短いものがおすすめです。

ゴミが絡みづらく掃除機でのお手入れも簡単ですよ。

6-3.厚すぎないもの

分厚いものは濡れると重たくなるので扱いが大変です。

脱水や乾燥にも時間がかかるのでトイレマットはなるべく薄いものがおすすめです

目安としては10mm以下の厚さのものを選ぶようにしましょう。

まとめ

いかがでしたか。

今回はトイレマットが脱水できない原因や対処法などについて解説しました。

トイレマットの脱水が途中で止まった場合、原因のほとんどが片寄りによるものです。

  • トイレマットをネットの中で広げて入れなおす
  • バスタオルを追加する
  • 専用のコースを利用する

などの方法で対処しましょう。

洗濯機で脱水できなかったトイレマットは

  • 浴槽のフチにかけて水気が切れるまで放置する
  • バスタオルを使ってタオルドライする

などである程度までは脱水できます。

さらに三角干しA字干しなど干し方にも気を付けると早く乾かせますよ。

基本的にドラム式洗濯機でマット類を洗うのは禁止です。

これはマットの傷みや洗濯機の故障、転倒などでの事故などが起きるおそれがあるためです。

どうしてもドラム式洗濯機でマットを洗いたい場合は以下の4つに注意し、自己責任で慎重におこなってください。

  • マット類でまとめて洗う
  • 目の細かい洗濯ネットに入れる
  • 弱いコースで洗う
  • 乾燥機を使わない

「手洗いでもいいから洗って清潔に保ちたい」という方は次の3つの特徴を重視し、なるべく手洗いしやすいものを選びましょう。

  • 化学繊維の素材
  • 毛足の短いもの
  • 厚すぎないもの

「洗濯機の故障は避けたいけれど手洗いも面倒」という方は拭けるタイプのトイレマットをぜひ試してみてはいかがでしょうか。

最後までお読み下さりありがとうございました。


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