「おむつを捨てたゴミ箱が臭くて悩んでいる」
「おむつゴミ箱が欲しいけれどどれを選べばいいかわからない」
「毎回ポリ袋で包むのが面倒」
このような悩みをお持ちではありませんか?
赤ちゃんがいる家庭の多くが悩まされるおむつのニオイ問題。
おむつ専用でないゴミ箱ではフタが付いていてもニオイを閉じ込めきれず置き場所に困る……といったこともあるのではないでしょうか。
そこで役立つのがおむつゴミ箱ですが、種類や大きさ、価格など豊富にあるのでどう選んだらよいのかわかりませんよね。
今回は
- おむつゴミ箱とは?普通のゴミ箱との違い
- おむつゴミ箱の選び方
- おむつゴミ箱のおすすめ6選
- おむつゴミ箱のニオイ予防策3つ
などをご紹介していきます。
購入を迷っている方もぜひ参考にしてみてください。
Contents
1.おむつゴミ箱とは?普通のゴミ箱との違い
おむつゴミ箱とはおむつを捨てる専用ゴミ箱で、おむつペールやおむつ処理ポットなどとも呼びます。
普通のゴミ箱よりも密閉性が高く、消臭・防臭を重視したつくりになっているのが特徴です。
具体的には次のような工夫が施されています。
- フタの隙間にゴムパッキンがついている
- 多重構造になっている
- ゴミ袋に消臭剤が配合されている
- フタ裏や本体に防臭剤がついている
1-1.おむつゴミ箱って必要?
「普通のフタ付きゴミ箱ではダメなの?」と思う方もいるかもしれません。
確かに「おむつ用の防臭ゴミ袋を使えば普通のゴミ箱でも十分」という意見もあります。
ですので、普通のフタ付きゴミ箱に防臭ゴミ袋を取り付けて一度試してみるのがおすすめです。
ニオイが漏れてくるようであればおむつゴミ箱の購入を検討しましょう。
おむつの際期が終わっても生ゴミやペットのトイレシーツ、介護おむつなどのゴミ箱としても使えるので、持っておいても損はないでしょう。
2.おむつゴミ箱の選び方
次はおむつゴミ箱の選び方について解説していきます。
2-1.おむつゴミ箱の種類【専用カートリッジの有無】
種類は防臭を徹底したいか・コストを抑えたいかのどちらかで決めます。
おむつゴミ箱は大きく分けて
- 専用カートリッジが必要なタイプ
- 家庭用ゴミ袋を使うタイプ(専用カートリッジ不要)
の2種類があります。
■専用カートリッジが必要なタイプ
専用カートリッジが必要なタイプは防臭を徹底したい方におすすめです。
専用カートリッジとは商品専用のゴミ袋のようなもので、フィルム自体に消臭・抗菌成分などが配合されています。
おむつを捨てるとフィルムで覆われるつくりになっているため、ニオイ漏れしにくい点が特徴です。
おむつゴミ箱はフタを開けた瞬間のニオイがいちばん気になる、という方が多いですがフィルムで覆われているため開けた際のニオイも感じにくくなっています。
デメリットはランニングコストが高い点やカートリッジ交換の手間がかかる点などです。
カートリッジの価格は約1,400~1,600円。これを1か月ほどで使い切るのでおむつを卒業するまでの約3年間使い続けるとすると、カートリッジ代だけで約5万円ほどかかることになります。
専用カートリッジが必要なタイプを選ぶ際は本体価格とランニングコストの両方を踏まえて判断しましょう。
■カートリッジ不要で家庭用ゴミ袋を使うタイプ
家庭用ゴミ袋を使うタイプはコストを抑えたい方におすすめです。
市販の家庭用ゴミ袋をそのまま使えるので、カートリッジ代がかからないのが特徴です。
袋の取り付けや交換も普段のゴミ箱と変わらないのでゴミ袋の交換も簡単。
デメリットはゴミ袋に消臭・抗菌機能がないため、防臭性が若干劣る点やニオイが漏れる点などがあります。
また、抗菌機能がない分、衛生面に気を使う必要があります。ゴミ箱の洗浄やアルコールでの除菌はこまめに行いましょう。
2-2.容量【捨てられるおむつの枚数をチェック】
容量は1日に捨てるおむつの枚数とゴミ出しの頻度で決めます。
新生児の場合、1日に捨てるおむつの枚数は平均10~15枚ほど。
ゴミ出しの頻度が週に2回として考えると、3~4日間分のおむつ(30~60枚)が溜まることになりますね。
ゴミ箱の容量と捨てられるおむつの枚数の目安は次の通りです。
容量 | 捨てられる紙おむつの枚数 |
15L | 20枚 |
20L | 30枚 |
30L | 45枚 |
42L | 50枚 |
ただし、容量(L)が小さくてもたくさんおむつが捨てられるものもあるので、捨てられるおむつの枚数を必ずチェックしましょう。
2-3.安全性【チャイルドロック・倒れにくさ・角なし】
子供の手が届く場所に置くものなので安全性もしっかりチェックします。
勝手に開けられないようにするチャイルドロック付きや倒れにくい形、角がないものを選びましょう。
チャイルドロックがついていないと雑菌まみれのおむつに触れたり指を挟んだりするおそれがあるので注意してください。
2-4.洗いやすさ【抗菌機能・パーツが取り外せるもの】
洗いにくいゴミ箱は衛生的に保ちにくいので、凹凸が少ないものやパーツを取り外して丸洗いできるものをなるべく選びましょう。
さらに消臭・抗菌機能がついていれば雑菌の繁殖も抑えられて清潔に使えますね。
おむつゴミ箱は長く使っているとどうしてもニオイがしみ込んでいくので、こまめに洗うことが大切です。
なかには丸洗いできないものや丸洗い不要のものもありますが、ニオイがつきやすいプラスチック製は洗いやすさを忘れずに確認しましょう。
反対に、ニオイがつきにくい素材はステンレス製やスチール製などです。
2-5.フタの開き方【小さく開くもの・押し込み式】
フタの開き方は小さく開くものや押し込むと開くものなどを選びましょう。
おむつゴミ箱が最も臭いやすい瞬間は「フタを開けた際」です。
なるべく小さく開くものであれば空気の移動が少ないので、フタを開けた際もニオイが広がりにくいです。
3.おむつゴミ箱おすすめ6選
おすすめのおむつゴミ箱を6つご紹介します。
種類やサイズ、機能などさまざまあるので、自分の使い方に合うものを選んでみてください。
アップリカ 強力消臭紙おむつ処理ポット NIOI-POI(ニオイポイ)
出典:amazon
価格 2,090円(税込)
ワンタッチオープン式のフタを開いたらおむつを奥に押し込むだけでOK。
3層のフィルムに配合された強力な消臭・抗菌成分がニオイ成分を分解してくれます。
防臭効果はゴミ袋を取り替える際もしっかり続きます。
専用カートリッジ | 有(¥1,430) |
サイズ(幅×奥行×高さ) | 21.8×36.4×49(cm) |
容量 | 14L |
捨てられるおむつ数 | 18枚 |
ロック機能 | 無 |
コンビ 強力防臭抗菌おむつポット ポイテック アドバンス
出典:楽天市場
価格 2,640円(税込)
おむつをゴミ箱の上に置きレバーを回転させるだけで処理が完了。
菌の繁殖を99%抑える独自開発フィルムがおむつを1枚ずつ包み込みます。
場所を取らないスリムな形ですが、約5日分も捨てられる大容量のゴミ箱です。
専用カートリッジ | 有(¥1,430) |
サイズ(幅×奥行×高さ) | 29.2×25.5×44.3(cm) |
容量 | 17L |
捨てられるおむつ数 | (Lサイズで)約30枚 |
ロック機能 | 無 |
ピジョン おむつ処理ポット ステール
出典:楽天市場
価格 4,700円(税込)
捨て方はくぼみの中におむつを入れてレバーを一往復させるだけ。
市販の家庭用ゴミ袋を使えるのでお財布にも優しいゴミ箱です。
ゴミ袋交換時はフタが一緒に取り外せるようになっており、ニオイが漏れ出る隙間を作りません。
専用カートリッジ | 無 |
サイズ(幅×奥行×高さ) | 43.5×26×33.6(cm) |
容量 | -(20~30Lサイズの袋推奨) |
捨てられるおむつ数 | (Sサイズで)約25枚 |
ロック機能 | 無 |
リトルプリンセス Diper Champ くるっとポン
出典:楽天市場
価格 8,250円(税込)
投入口におむつを入れてハンドルを回転するとおむつ捨てが完了。
片手で簡単に操作でき、家庭用ゴミ袋が使える経済的なゴミ箱です。
取り外して水洗いができるので衛生面も安心ですね。
専用カートリッジ | 無 |
サイズ(幅×奥行×高さ) | 40×28×55(cm) |
容量 | 20L(45Lサイズの袋推奨) |
捨てられるおむつ数 | (Sサイズで)約30枚 |
ロック機能 | 無 |
日本育児 Ubbi(ウッビ) インテリアおむつペール
出典:楽天市場
価格 10,780円(税込)
スライド式の小さなフタを開いておむつを捨てるだけのシンプルなつくり。
パウダーコーティングされたスチール製のためニオイの移りにくさもポイントです。
大容量ゴミ箱をお探しの方におすすめ。
専用カートリッジ | 無 |
サイズ(幅×奥行×高さ) | 24.5×35×55(cm) |
容量 | 25L(30L以上サイズの袋推奨) |
捨てられるおむつ数 | (Sサイズで)約58枚 |
ロック機能 | 有 |
日本育児 Color Korbell おむつポット
出典:amazon
価格 3,540円(税込)
ペダルを踏んだらそのままおむつを押し込んで処理完了。
内蓋と外蓋の二重構造でニオイを密閉。
ゴミ出しの際はフィルムに配合されたベビーパウダーの香りに包まれます。
専用カートリッジ | 有(¥2,808) |
サイズ(幅×奥行×高さ) | 30×21.5×53.5(cm) |
容量 | 16L |
捨てられるおむつ数 | 約20枚 |
ロック機能 | 有 |
4.おむつゴミ箱のニオイ予防策3つ
おむつが入ったゴミ袋を取り出す際のニオイはどうしてもなくすことができません。
ここからはニオイを閉じ込めるのではなく軽減する方法を3つご紹介します。
専用カートリッジ不要のゴミ箱を使う方や普通のゴミ箱で代用する方はぜひ試してみてください。
4-1.ウンチを取り除いて捨てる
おむつを捨てる際、ウンチは取り除いてトイレに流しましょう。
強烈なニオイの原因は大半がウンチです。
母乳やミルクしか口にしていない間のウンチ臭はそこまで気になりませんが、離乳食を食べる5~6か月頃になると徐々に悪臭を放つようになります。
これは母乳によってニオイが出にくくなっていた腸内環境が変わり、悪臭を出す悪玉菌が増えだしたことが原因です。
ウンチがゆるいうちは取り除くのが難しいので、ウンチ専用のヘラなどを活用してみてください。
出典:amazon
4-2.おむつ専用の消臭ゴミ袋を使う
防臭性に優れたゴミ袋で、外出際に使っている方も多いアイテムです。
「防臭ゴミ袋を使ったら普通のフタ付きゴミ箱でも十分だった」という声もあるので、購入を迷っている方は試してみてはいかがでしょうか。
出典:amazon
ほかにも、オムツと一緒に入れてニオイを吸収させるニオイ取り紙というものもあります。
出典:amazon
靴箱や生ゴミなど、おむつ以外の消臭にも使えるので一つ持っておくと便利ですよ。
4-3.消臭剤を使う【重曹・クエン酸でもOK】
まだニオイが気になるのであれば、ゴミ箱用の消臭剤を使いましょう。
重曹やクエン酸も消臭剤の代わりとして使えます。
ウンチ臭には重曹、おしっこ臭にはクエン酸が効果的です。
おむつやゴミ箱の中に直接振りかけたり水溶液をスプレーしたりすることで、消臭効果を発揮します。
【重曹水・クエン酸水の作り方】
水100mlに対して
- クエン酸なら小さじ1/2杯
- 重曹なら小さじ1杯
を溶かし、スプレーボトルに入れて使いましょう。
まとめ
いかがでしたか。
おむつゴミ箱の選び方やおすすめ商品、ニオイ対策などについて解説しました。
おむつゴミ箱は消臭性と防臭性に優れている点が特徴です。
購入を迷っている方は、まずはお手持ちのゴミ箱で防臭ゴミ袋や消臭剤をあわせて使ってみることをおすすめします。
おむつゴミ箱を選ぶ際は
- 種類
- 容量
- 安全性
- 洗いやすさ
- フタの開き方
に注目しましょう。
そして、ゴミ箱本体の価格だけでなくランニングコストも考慮したうえで使いやすいものを選ぶことが大切です。
おむつゴミ箱のニオイ予防策は次の5つ。
- ウンチを取り除いて捨てる
- おむつ専用の消臭ゴミ袋を使う
- 消臭剤を使う
消臭剤は身近にある重曹やクエン酸でも代用できるので、ぜひ一度試してみてください。
最後までお読み下さりありがとうございました。