「バスマットの裏にカビが生えてしまった」
「カビを取る方法を知りたい」
「いつもすぐにカビてしまう」
このような悩みをお持ちではありませんか?
カビは放置するとどんどんガンコなものになって落としにくくなり、床にうつってしまうこともあります。
さらに、脱衣所は気温や湿度が高く繁殖しやすい環境であることも踏まえると、気づいたらすぐに対処しなければなりません。
本記事では、バスマットに生えたカビの取り方と予防策を解説しています。
カビをキレイに除去するには、カビを死滅させて黒い色素沈着を落とすことが重要になります。
カビを予防するには、乾燥させることと清潔に保つこと(汚れをためない)の2点を意識しましょう。
除去方法は簡単なので「気に入っていたマットだから捨てるのが惜しい」という方はぜひ試してみてください。
Contents
1.布バスマットのカビを除去する方法【漂白する】
布バスマットに生えたカビを除去する方法について解説します。
1-1.酸素系漂白剤でつけ置き洗いをする
布バスマットに生えたカビには、オキシクリーンなどの酸素系漂白剤でつけ置きをしてから普段通りの洗濯を行います。
出典:Amazon
事前に漂白剤が使える素材かどうかを確認してから行いましょう。
以下のマークがあると漂白剤が使えないので、買い替えをおすすめします。
【準備するもの】
- 酸素系漂白剤(オキシクリーンなど)
- 大きめのバケツ
- ゴム手袋
【手順】
- 掃除機や粘着クリーナーで細かいゴミを取り除く
- 大きめのバケツに40~60℃のお湯を入れ、適量の漂白剤を溶かす
- バスマットを入れて20分~2時間ほど置く(30分ごとに様子を見ながら)
- よくすすいでから、普段通りの洗濯をする(洗濯機で洗う場合はネットに入れる)
- 風通しの良いところに干す
1-1-1.塩素系漂白剤は使えない?
漂白剤には酸素系と塩素系がありますが、布製品には酸素系を使用します。
これは、塩素系は漂白力が強く、繊維が傷んだり色落ちがが起きたりするためです。
布バスマットのカビ取りには酸素系漂白剤を使いましょう。
また、酸素系漂白剤には粉末タイプと液体タイプがあります。
バスマットの黒カビには、より強力に漂白してくれる粉末タイプがおすすめです。
2.珪藻土マットのカビを除去する方法【表面を削る or 漂白する】
珪藻土マットに生えたカビを除去するには2つの方法があります。
- 表面を紙ヤスリで削る
- 塩素系漂白剤を使う
ただし、カビが広範囲に及ぶ場合や、ひどく汚れている場合は買い替えをおすすめします。
漂白剤を大量に使うと、すすぎきれずにマットの内部に残ったり、ニオイが残ったりすることもあります。
黒カビは素材の奥まで根を張って繰り返し発生するものなので、完全に取り除くことは難しいです。
カビの程度が軽い場合でも除去できているかどうか心配な方は買い替えましょう。
2-1.表面を紙ヤスリで削る
1つ目は、紙ヤスリでマットのカビ部分ごと削り落とす方法です。
出典:Amazon
削った粉が舞い上がるので、なるべく屋外で行うことをおすすめします。
【準備するもの】
- 紙ヤスリ(#400程度)
- 乾いた布
- マスクや保護メガネ
- 手袋
【手順】
- マットの表面を紙ヤスリでカビが消えるまで削る
- 削ったあとの粉を掃除機で吸い取るか、ブラシなどでかき集めて捨てる
- 表面に残った粉を乾いた布で拭き取る
濡れた布で拭き取ったり洗い流したりすると、目詰まりするものもあるため乾いた布を使用しましょう。
2-2.塩素系漂白剤・カビ取り剤を使う
2つ目は、塩素系漂白剤やカビ取り剤を使って殺菌・漂白する方法です。
カビ部分に直接吹き付けられる泡スプレータイプがおすすめです。
出典:Amazon
ただし、なかには漂白剤を使ってはいけない商品もあります。
シミや変色、目詰まりなどが起きるおそれがあるので、メーカーの公式HPなどで漂白剤が使えるか事前に確認してから行ってください。
【準備するもの】
- スプレータイプの塩素系漂白剤(カビキラーなど)
- ゴム手袋
- マスク
【手順】
- カビ部分に漂白剤を吹き付ける
- 1~10分ほど置く
- よく洗い流す
- 半日~1日ほど陰干ししてしっかり乾かす
水分を多く含んだ珪藻土マットは割れやすくなっているので、取り扱いには注意してください。
3.バスマットのカビ予防策【乾燥させる・汚れをためない】
カビは、以下のような条件が揃っている環境で発生しやすいといわれています。
- 気温が20~30℃
- 湿度が70%以上
- アカやホコリなどの汚れ
そのため、カビの発生を防ぐには、乾燥させることと汚れをためないことの2点が重要です。
3-1.使用後は毎回干して乾燥させる
バスマットを使った後は水分を多く含んだ状態になっています。
布バスマットはハンガーなどにかけ、珪藻土マットは専用のスタンドに立てて、風通しの良いところでしっかり乾燥させましょう。
また、お風呂から上がった後も、浴室のドアを開けっぱなしにしない、浴槽のお湯を抜くなど、脱衣所の湿度を上げないことも意識してみてください。
3-2.定期的に洗濯・掃除をする
アカやホコリなどの汚れはカビのエサになるので、定期的に洗濯や掃除をして汚れをためないようにしましょう。
布バスマットの洗濯頻度は2~3日に一回、最低でも1週間に一回です。
あまり洗濯ができず何度もカビさせてしまう方は、洗濯しやすいバスマットへの買い替えも視野に入れてみてください。
洗濯しやすいバスマットを選ぶ4つのポイント|おすすめ商品も5つ紹介
珪藻土マットは、水拭きできるものであれば、使用後に汚れを拭き取ることも有効です。
マットを敷いている部分の床も忘れずに掃除しましょう。
3-3.月に一回、陰干しをする(珪藻土マットのみ)
珪藻土マットを使い続けているとだんだん吸水性が悪くなってきた、という経験はありませんか。
この原因のひとつとして、マット内部の水分が抜けきらないまま使い続けたことで、吸水できる量をオーバーするということがあります。
こうなると、スタンドに立てていてもマットの内部に水分が残ったままになり、ジメジメした状態が続きます。
しっかり乾燥させるために、風通しの良いところで半日~1日ほど陰干しを行いましょう。
使用頻度にもよりますが、月に一回ほど行うようにすると吸水性も保てるようになりますよ。
3-4.除菌アルコールスプレーを吹きかける
除菌アルコールスプレーは、濃度が70%前後のものであればカビにも効果があります。
黒カビによる色素沈着は除去できませんが、気軽にできる方法なので定期的なお手入れとあわせて行うのがおすすめです。
まとめ
いかがでしたか。
バスマットに生えたカビの除去方法と予防策について解説しました。
カビを除去する方法は以下の通りです。
- 布バスマット:酸素系漂白剤につけ置きした後、普段通り洗う
- 珪藻土バスマット:表面を紙ヤスリで削る または 塩素系漂白剤を使う
素材にかかわらず、漂白剤が使えるかどうかをチェックしてから行ってください。
黒カビは繊維の内部にまで広がる厄介なもので、一度発生すると完全に除去することは難しいです。
そのため、カビがひどく広がったバスマットは買い替えが必要です。
カビを予防するには乾燥させること・汚れをためないことの2点が重要です。
具体的な予防策は以下の4つです。
- 使用後は毎回干して乾燥させる
- 定期的に洗濯・掃除をする
- 月に一回陰干しをする(珪藻土マットのみ)
- 除菌アルコールスプレーを吹きかける
漂白剤を使って落としても繰り返しバスマットがカビる場合は、繊維の奥までカビが広がってしまっているので、買い替えどきです。
買い替えたあとは予防する方法をぜひ実践してみてください。
最後までお読み下さりありがとうございました。